弓は、人類の歴史同様に古く太古の時代より武器として、また狩猟の道具として時代と共に進歩してきましたが、徳川時代に300年泰平が続いたことで自然と弓も「弓儀」と「形」だけが残り現代に伝わってきたと申しても良いと思われます。
しかし、運動動作が単純で万人が楽しみやすいため、現代では一種のスポーツとして親しまれています。
この弓道は、剣道・柔道などとは違い、「痛い」「苦しい」などということがなく誰でも親しみやすいものです。
内面的には、全身の筋肉の静的緊張と努力を必要とし、正しい姿勢と正確さが要求され、かつ自己統制を求められますが、個人でも楽しめ、身体的疲労が少なく、知的な教養を高めることのできる武道・スポーツです。
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